日本学術会議の存在意義は皆無であることが、日に日に明らかになっているなか、櫻井よしこ氏の発言「防大卒業生が大学院に行きたくとも東大など各大学は断る」が事実とは違うと 、InFactというメディアが指摘した。

[FactCheck] 「防大卒業生が大学院に行きたくとも東大など各大学は断る」は誤り 櫻井氏の発言が拡散
日本学術会議の任命見送り問題に関連して、ジャーナリストの櫻井よし子氏が「防衛大学の卒業生が大学院に行きたくとも、東大を始め各大学は『防衛省の人間など入れない』と断る」などと指摘した。だが、実際には、防衛大出身者や自衛隊出身者で大学院に進学した経歴を持つ人は複数確認できる。(楊井人文)
その根拠は、
実際には、防衛大出身者や自衛隊出身者で大学院に進学した経歴を持つ人は複数確認できる。
からだという。
ただ、現に元陸上自衛官陸将補の森清勇氏は、
修士課程2年目に在席して研究などに勤しんでいた筆者は、博士課程への進級ができないと告げられた
「日本人から「学問の自由」を奪ってきた日本学術会議」(JBPress、2020年10月15日)
と語っている。
また、 元陸自東部方面総監の渡部悦和氏も「現役の自衛官が博士課程に進級しようとしても拒否される場合がものすごく多かった」と語っている。
こういう事実もあったということも合わせて、書くべきだろう。
そもそも日本学術会議が軍事研究を禁止しているのであれば、研究テーマによっては自衛隊出身者が入学拒否されることもあり得るのではないだろうか。
櫻井よしこ氏の間違った発言をチェックすることを無駄だとは思わないが、実際に進学できた人もいたからといって、ウソと断言するのはいかがなものかと思う。
※池田信夫氏の同趣旨の記事が出たので、掲載しておく。
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