「痴漢依存症は脳の病気」だとなぜ断言できるのか

精神医療
いくら痴漢を捕まえても痴漢がなくならない根本原因 性的な問題行動に「意志の力」は無力
痴漢などの性的な問題行動をやめられず、「痴漢外来」に通う男性たちがいる。なぜ問題行動をやめられないのか。筑波大学の原田隆之教授は「性的行動の依存症は『意志の力』では太刀打ちできない。患者たちは心の底から『やめたい』というが、やめられない。それは脳の病気だからだ」という――。

編集が雑で有名なプレジデントオンラインの記事。

雑というか、タイトルとリードがまったく本文と関係と関係ないことがたびたびある。

リードに「筑波大学の原田隆之教授は「性的行動の依存症は『意志の力』では太刀打ちできない。患者たちは心の底から『やめたい』というが、やめられない。それは脳の病気だからだ」という」

と書かれているが、本文にはなぜ脳の病気なのかと言えるのか、その理由はまったく言及されていない。

依存症は「脳の病気」である。理性的な脳は、「やめるべきだ」と考えるが、もっと奥にある本能的な脳は、考えるというよりは、圧倒的な衝動で本人の理性をなぎ倒して、性的行動を行うように突き動かす。

そう言われると、そうかもと思う人もいるだろうが、依存症は精神疾患であり、客観的に証明できることは不可能だ。

また、「痴漢と性欲は関係ない」というが、そうは思えない。

依存症と言い切ってしまうことで、それを言い訳にする人たちが増えることに嫌悪感を覚える。

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