
会田誠氏らのヌード講座は「セクハラ」 大学に賠償命令:朝日新聞デジタル
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の公開講座で、講師からわいせつな作品を見せられ精神的苦痛を受けたとして、受講した女性が大学側に約330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が4日、東京地裁(伊藤繁裁判…
京都造形芸術大学の公開講座で、講師からわいせつな作品を見せられ、精神的な苦痛を受けたとして、受講した女性が、大学側に約330万円の損害賠償を求めた訴訟。
判決は、わいせつな作品を受講生に見せたことを「セクハラにあたる」と認定。
大学側に対し、講義内容を事前に告知するなどの義務を怠ったとして、約35万円の賠償を命じた。
判決によると、美術家の会田誠氏は、四肢を切断された全裸の少女の絵などを、写真家の鷹野隆大氏は、全裸の男性の写真などを1~2時間にわたりスクリーンに映したという。
芸術に興味がある人が、受講するであろうヌード講座において、
「このヌード作品はセクハラだ!」と訴えることに、ものすごく違和感がある。
嫌悪感を抱いたなら、その場から立ち去ればいいだけだ。
また、判決では講座を受けたことと、女性が患った急性ストレス障害の因果関係も認めたという。
どうせ精神科医の主観で決まったものにすぎないが、芸術家からすれば、自分の作品がわいせつだとされたことは、ショックだろう。
悪い意味で画期的な判決である。
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