
こころの病を抱える兄が天職を見つけた理由。薬学研究者と歌手のAIさんが精神疾患のリアルを語る
100人に1人(*1)が抱える「統合失調症」。実は身近な病気だけど、症状や必要な支援など、正しく知られていないことがたくさんあります。薬学研究者が、こころの病を抱える兄の体験をもとに語るリアルとこれから。歌手のAIさんが新曲「Not So Different」での新たな挑戦についても教えてくれました。
ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医薬品部門ヤンセンファーマで統合失調症の薬剤開発に取り組む、渡辺小百合氏は、歌手のAIとの対談でこう語っている。
統合失調症は、誰もが持っているような性質が一部分だけ強く出てしまう病気ですが、放っておくと脳が萎縮する可能性もあります。薬物治療でかなり症状を抑えられるので、早めに受診することが大事です。
製薬会社の人なので、当然早期受診を勧める。
ただ、ポイントは症状を抑えられると言っているだけで(それも大いに疑問だが)、治療できるとは言っていない。
AIの「患者さんが落ち着いて生活していくためには、薬の治療以外にどんなことが必要ですか」という質問に対し、
渡辺氏は、こう語る。
精神疾患はストレスで悪化するといわれていて、周囲の理解が重要です。
と、誰でも言えることを言う始末。
実質、薬以外治療法はないと言っているに等しい。
薬で効果があるなら、なぜ統合失調症などの精神疾患で悩んでいる人が増えているのか。
薬は万能でなく、むしろ害の方が大きいことを多くの人が知るべきだ。
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