「キャバ嬢になりたい」と思っただけで統合失調症?

精神医療

統合失調症の基本的な症状は、妄想、幻覚(幻聴)、思考の解体の3つだ。

思考の解体というのは、支離滅裂な会話や行動のことを指す。

もちろん、他の精神疾患と同様、すべて精神科医の主観で決まるので、デタラメである。

とある大学病院で、統合失調症と診断されたケースを紹介しよう。

内海聡『精神科は今日も、やりたい放題』(PHP文庫、2018年)に載っているケースだ。

18歳の女性が、突然キャバクラ嬢になりたいと親に訴えた。

きっかけは、一流のキャバクラの真似をしたいと、一流のお酒を飲んで「どんちゃん騒ぎ」をしたことだという。

親は、頭がおかしくなったと判断し、精神科を受診させた。

すると、某大学病院の有名精神科医は、親の意見から「異常」と判断。

統合失調症と診断され、大量の薬を処方された。

幻覚や妄想などの症状がまったくないにもかかわらずだ。

その精神科医は、「突然キャバクラ嬢になりたいと思うのは頭がおかしい」と思ったのか、

もしくは「一流のキャバクラ嬢になれるわけがない。妄想だ」と思ったのだろうか。

衝撃的なエピソードだが、実話である。

世の中には、このようなトンデモ話があふれている。

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