
国立成育医療研究センターがアンケート調査(「コロナ×こどもアンケート」第4回調査)を行ったところ、小学4~6年生の15%に「うつ症状」が見られたことが分かった。
調査の対象は、小学4~6年生(261人)、中学生(110人)、高校生(344人)。昨年11~12月にインターネットで実施した。
ここでいう「うつ症状」とは、以下の9項目。
<1>気分が落ち込む、ゆううつになる、いらいらする、または絶望的な気持ちになる
<2>物事に対してほとんど興味がない、または楽しめない
<3>寝つきが悪い、途中で目が覚める、または逆に眠りすぎる
<4>あまり食欲がない、体重が減る、または食べすぎる
<5>疲れた感じがする、または気力がない
<6>自分はダメな人間または失敗者だと感じる、または自分自身あるいは家族をがっかりさせていると思う
<7>学校の勉強、読書、またはテレビを見ることなどに集中するのが難しい
<8>他人が気づくくらいに動きや話し方が遅くなる、あるいはこれと反対に、そわそわしたり、落ち着かず、普段よりも動き回ることがある
<9>死んだ方がいい、または自分を何らかの方法で傷つけようと思ったことがある
この9項目について、「ほとんど毎日」「半分以上」「数日」「全くない」の4段階で回答してもらった結果、
小学4~6年生の15%に「うつ症状」が見られたことが分かったというわけだ。
一般的にうつといえば、「気分が落ち込む」「死にたくなる」が最初に頭に浮かぶが、
このアンケートの場合、寝つきが悪い、食欲がない、ましてや勉強に集中ができないことまでうつに括っている。
子供であっても、人間であればいろいろ悩みはあるし、何もかも嫌になることはあるだろう。
こんなアンケートをして、15%がうつ症状だとして何の意味があるのか。
あまりにくだらなすぎる。
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