精神医療

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精神科医は自殺を止める術を知らない

日本自殺予防学会のトップが「自殺者の97%が『精神医学で診断がつく病気』を持っていた」と述べているが、だからといってそれが自殺の原因とは限らない。端的にいうと、相関関係と因果関係は違うということなのだが、この違いを混同する事例は恐...
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「冬季うつはセロトニン分泌が要因」という大ウソ

冬季うつに関する中國新聞デジタルの記事。 冬季うつとは「冬になると、気力が湧かない、いくら寝ても眠い、食べ過ぎる…。」のような症状を指すようだが、もちろん科学的根拠はない。 少し考えればわかることだが、「冬だから気力が...
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「発達障害の女性は相手の思うがままにされてしまうことがある」という謎理論

ろくでもない記事しかないことで知られるハフポストの記事を引用。 この記事のリード文は、 「時として、発達障害の女性はその特性から恋愛関係において、相手の思うがままにされてしまうことがある」 と書いてあるが、その理...
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「農薬の使用率が高い国ほど発達障害が多い」文春らしくない非科学的記事

「農薬の使用率が多い国ほど発達障害が多い」とのことだが、 相関関係があるだけで、因果関係があるわけではない。 そもそも、発達障害とは何なのか、未来永劫正確に診断できない以上、因果関係を証明することは不可能である。 ...
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「LINEは心の健康に良い」というオカルト

都内の18~97歳計8576人を対象にした東京都健康長寿医療センターの調査によると、 全ての年代でLINEを頻繁に利用する人は、しない人に比べて、精神的な満足感や幸福感といった心の健康状態が良いことがわかった。 という...
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「他人と何か違うから大人の発達障害」という恐ろしい勘違い

この記事では「電話しながらメモができない」のは大人の発達障害の特性だとしているが、 それなら電話番を任されることの多い新入社員は、最初うまくできないことが多いため、全員大人の発達障害になってしまう。 「電話番ができない...
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抗うつ薬に頼らないTMS治療法は革新的な発明とはいえない

TMS治療法とは、磁気刺激で脳の特定部位を活性化させることで脳血流を増加させ、低下した機能を元に戻していく治療法のことだ。 アメリカ発で最新のうつ病治療法だという。 ただ、アメリカでは抗うつ薬が効かない患者の3...
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「小学4~6年生の15%がうつ症状」に思うこと

国立成育医療研究センターがアンケート調査(「コロナ×こどもアンケート」第4回調査)を行ったところ、小学4~6年生の15%に「うつ症状」が見られたことが分かった。調査の対象は、小学4~6年生(261人)、中学生(110人)、高校生(...
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「コロナ禍で高校生の3割がうつ症状」は当たり前

調査はインターネットで実施。小学4年生から高校生の計715人が「食欲がなく体重が減る」「寝付きが悪い」など9項目について、「ほとんど毎日」から「全くない」までの4段階で回答した。中等度から重度の「うつ症状」と判定されたのは169人...
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精神医学のデタラメを描いた『カッコーの巣の上で』のネタ元

スタンフォード大学の社会心理学者デビッド・ローゼンハンは、精神医学の診断基準が適正かどうかを、客観的に検証したいと考えた。 1973年、精神分裂病の医学的な診断基準を検証するため、ローゼンハンはニセ患者をたくさん雇い、地元の精神科に...
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